【エターニア】ラシュアンの惨劇とは?引き金となった3人は?…【テイルズ】

ゲーム

テイルズオブエターニアの中に”ラシュアンの惨劇”という事件があります。今回はその事件について、事件の中心にいたリッドやファラ、キール、その後に解説していきます。

【ラシュアンの惨劇】

ラシュアンの惨劇はリッド・ファラ・キールの故郷であるインフェリアのラシュアン村でおこった事件です。

10年前、封印されていたはずのモンスターがラシュアン村を襲い住民の半数が失われました。

その原因として、ファラが自分のわがままからこの丘にある星のカケラを取りに行きたいとリッドとキールを連れて”レグルスの丘”に入ったことが、この惨劇の引き金となりました。

このレグルスの丘には、地下深くにネレイドの一部が封印されていました。2000年前に自らを犠牲にして封印を成し遂げた人物”レグルス”の名を取って、この名がつけられています。この地を封印場所とした理由として、邪悪なものを封じる力を持つリバヴィウス鉱が大量に眠っていたからということになっています。

この時3人を探しに来たファラの父親ノリスは、封印に問題がないか確認するために、封印の間に向かいます。到着したノリスは驚愕します。封印は粉々に砕かれていました。そして封印から解放されたネレイドに乗り移られ、モンスターと化し村を襲うこととなってしまいました。

精神を乗っ取られてしまったノリスはラシュアンの村に向かい殺戮のかぎりを尽くします。この時、リッドの父親ビッツもネレイドに精神を乗っ取られたノリスと戦い、刺し違える形で命を落としてしまいました。

リッドのその後…

村人や父が死んだのは自分のせいだ。と自らを責めました。

事件から10年後。リッドは自分が生きていける分だけの獲物を捕り、食べて、寝る。それが一介の猟師である自分にふさわしい生活だと考えるようになっており、平和で変化のない毎日に満足していました。

あの惨劇の影響からか、危険を冒さず慎重に、かつ平穏な日々が続いていくことが、彼が思う幸せの形となっていました。

他人に干渉することもされることも嫌うリッドが、自らかかわりを持とうとする相手は幼馴染のファラだけでした。正義感が強く、他人の為に後先考えずに無茶をするファラは放っておけない存在でした。それはファラが女らしくなってきたことも、”ラシュアンの惨劇”という同じ事件を共有したことも影響していました。

しかしリッドには、いつかファラが自分とは別の道を歩いていくという予感がありました。だから先のことは考えたくないし、考えたくもなかった。ただ彼女を見守れればいいと思う、そんな気持ちがリッドをいっそう安穏な日々に固執させていきました。

しかし巻き込まれた冒険の道程でレイスと出会い、対立する立場にあったレイスが命を賭して自分たちを守ったのを見て、リッドの中で今までにない気持ちが育ち始めます。

レイスの行動から、人は変われるという事を教えられたリッドは、本当に守りたい者の為にあきらめることなく、自分の進むべき道を歩き始めます。そこにいかなる困難があろうとも。

ファラのその後…

リッドとキールを従えた幼いころのファラは、世界は自分の思い通りになると思っていました。その為、危険だと知っていながら魔物の封印されたレグルスの丘に入り、村長だった父親と多くの村人を犠牲にしてしまいました。

ラシュアンの惨劇を起こしたことで、ファラは心に深い傷を負い、自分でも気付かないうちに己の幸せを禁じ、病的なまでに他者に尽くすことを自らに課すようになりました。

それは、無意識のうちに付きまとう過去から逃げるべく、ひたすら前へ進もうとする気持ちの表れでもありました。一見能天気に見えますが、自らの心の奥底に封印した傷を抱えるファラを支えていたのは、振り返るといつも見守ってくれるリッドの存在でした。

また、レイスと出会い彼の言葉に触発され、今まで触れないように、気付かないようにしてきた心の傷に向き合い始めます。一度は過去の重圧に押しつぶされそうになってしまうファラでしたが、成長を続け、精神的にたくましく変わっていくリッドの存在にも励まされ、自らの手で傷を癒していきます。

キールのその後

キールはラシュアンの惨劇後、父ギズロと母ラミナと共に学問の町ミンツへ移り住んでいます。その後10年間リッドやファラとは会っていません。

なんでも涼しい顔でこなすリッドや面倒を見てくれるファラに対して、自分は何もできない悔しさや情けなさはキールが成長しても付きまとい、大きなコンプレックスとなっていました。

そんな彼にとってコンプレックスを払しょくできる唯一の希望が学問でした。物事を論理的、合理的に考える事は、これまでのラシュアンでの生活の中にあったコンプレックスを覆い隠すほど、キールの力となっていきました。

ミンツに移り住んだ後は、多くの知識を得たキールは特例として13歳にして名門ミンツ大学に入学します。そして若干17歳で博士課程にいました。ちなみに学生番号は34604。

事件に対して特に思い入れはないような描写が多く見受けられます。しかし、幼い頃にコンプレックスを抱えていたキールにとって、思い出したくない、思い出さなくて良いという気持ちの表れか、ファラが事件を思い出した時にはそっとしておけとリッドに忠告するなど、わざわざ掘り返す必要はないというスタンスでいます。

まとめ

いかがでしょうか。今回はゲーム本編や攻略本等で記載されているものを抜粋してまとめました。

しかしこれにはまだ”ドラマCD”もあり、もう少し深く細かい内容も聞くことができます。どこかの機会でまとめてみようと思います。

ではまた

コメント

タイトルとURLをコピーしました